森鴎外「ヰタ・セクスアリス」

森鴎外。なんか国語の授業で聞いたことあるけど、作品の名前とか知らないな。くらいだった。この作品は1909年に書かれたものらしい。

 

別に僕は文学青年になりたいわけでもないし、詳しくなりたいわけでもない。文学をあれやこれや語りたいわけでもない。流行りの現代小説を読んでいた方がよっぽど読みやすいしわかりやすいし、楽しめるんだろうけど、古いもの読みたくなるんだよね。楽しむためとかじゃなくて、昔の歴史に名を残した人たちはどう言ったものを考えていたんだろうってな感じの興味の方が大きいから、読む。

100年以上前だもんねこの作品も。でもね、やっぱりぶっ飛んでるわ。なんだろう。全く媚びてないよね。この小説なんて、なんの役に立つんだろうって思うもんね正直。だからこそ、なんかマジなんだよね。文章も。楽しませてやろうとか、面白くしてやろうとか、エンターテイメントとして割り切って書くとかじゃなくて、マジ。真剣。不快に思われる部分も多くあるんだと思う。人によってはね。

この作品は、自分の性欲に関してずっと書いてるの。しかもそれを小さい頃からの記憶を辿りながら、自伝的な感じで進んでいくの。何歳の頃の性欲はこんな感じだったとかいちいち分析してるの。狂ってるよね。意味わかんないもんね。でも、読んじゃうんだよ。面白いの。いちいちリアルだし、いちいち真剣だから。

真剣に書きすぎて、この小説を載せた雑誌は発売禁止になったの。教育に良くないって言って。やばいよね。小説書いて、文章書いて、載せたら発売禁止だよ。森鴎外ロックすぎでしょ。

最後には有名な風俗街に行った時の体験で終わるんだけど、なんでこんなに淡々とした文章でかけるんだろうって不思議に思うの。自分の性欲についてよ?恥ずかしくない?しかもさ、人間んが一番抑えにくいその欲望を真顔で語ってるみたいに読めるのよ。もう真顔。真顔で「気持ちよかった。なぜなら・・・」みたいな分析もするの。やばいよね。意味わかんないもん。

愛しさまで感じるほどでした。森鴎外先生。。。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です